【2020.11.25 更新】
その後、何も問題ないけど2018.10.20にまたホコリごっそり取って、
現在も元気に洗濯乾燥駆動中!
【ここから2016年6月当時のお話】
今月の序盤、まさに梅雨シーズン到来という頃、
我が家のドラム式洗濯乾燥機の調子がおかしくなりました。
乾燥が予定の時刻を過ぎても終わらない。
というか、いつまでも終わらない。
しかも終わったかと思ったら、衣類がまだ湿ってる。乾いてない。
困った、今月は梅雨。1年で最も乾燥機を使う月だというのに!
ここで状況を整理しておきましょう。以下がウチの(洗濯)乾燥機の概要でございます。
[機種]
NA-VR2200 (National)
[年式]
2008年(ゆえにナショナル。ギリギリPanasonic前?)
[乾燥機能の使用頻度]
雨の日 の中でも 洗濯をサボるわけに いかなそうなときだけなので、
年間平均すると月に数回程度かも。少なめと思う。
[症状]
とにかく乾燥が終わらない。
終わるはずだった時刻を過ぎても乾燥が回っているので
止めて確認すると、服が乾いていない。湿ったまま。
表示も、まだあと50分、とかで回ってる。
→ 仕方がないのでそこからは 手動で60分、とか指定して乾燥かけて
(自動機能への信頼感もはやナシ) 乾くまで繰り返し。
最終的に乾かすことはできるんだけど、やたら時間かかる。おかしい。
こういった状況でした。
朝、仕上がってる設定で、予約タイマーしてセットして、これだもん~
困っちゃいますよ~
これまでは仕上がってたのに何かヘンだ!! って話ですよ~
まずは調査した
ネットで調べてみたところ、
これって、そこそこ珍しくなく発生している症状のようで。
どうやら「ヒートポンプ」式のパナソニックと日立の製品に
頻発する症状のようでございます。構造上 しょうがないのらしい。
そして、友達にもいました。経験者が。
同じくパナソニック製のドラム式洗濯乾燥機で、
これまでに何回か この症状になり、
そのたびに業者を呼んで分解掃除をしていたが
業者を呼ぶと15000円~ パナソニックの人だと20000円くらい?かかるらしい。
た、高いな…(*_*)
なるべく避けたい。どうにかならんものか。
というわけでまたまたネットで調べてみると、
そこそこあるわけですね、先人たちの記録が。
どうやら、原因は、フィルターの奥の、ホコリ詰まり。
そういえば最近、
乾燥機能を使ったら毎回掃除しろ、とされているフィルター、
前は 毎回それなりに ホコリがたまったのに、
最近は 妙に全然 ホコリがひっかかってないぞ? とかも気付いて。
…これは詰まってますね、フィルターの、奥に、ホコリが。きっと。
それで風が通らなくなって、乾燥できず、
フィルターまで軽いホコリが送られてくることもなくなったのだな…と。
そう推測しました。
ウチの場合は 買って8年、
これまでのホコリが詰まっている、というのは充分に考えられる。
というか もはや妥当。
そうとなりゃ、フィルター奥の掃除だな!
というわけで、本来の乾燥機能を取り戻すべく、
お母さんのフィルター奥の掃除が始まりました…
<分解したくない:1日目>
とりあえず、ネットで調べてみたら
フィルター奥にホコリの塊がいるらしい、と。
洗濯機を分解して業者みたいにやってる人もいるんですけど、
正直、
そんな大変そうなこと したくない。めんどい。
というわけで、
フィルターのとこから、奥に向かってアクセスして、
なんとかホコリを引きずり出そうという作戦です。(普通!)
用意したもの:懐中電灯、排水管用そうじブラシ
どちらも、家にあったものです。
排水管用ブラシ、前に、よさそう、と思って100均で買ってたんだけど
これで排水管を掃除したことはありませんでした。
軸が針金でできてて好きな方向に曲げられるのと、長さがあるので
見えない奥のほうまで届いて今回の掃除に適役と判断。
LED懐中電灯は ミニサイズ。ダイソーのものっぽい。充分。
これで、フィルターを上から覗いたところ、
この、右下のところを覗くと
この中に、ホコリが詰まっている。
排水管ブラシとか手とかで ひたすら取ったら…
ごっそり! こんだけ取れたぜ~! (敷いてる紙はA4)
この段階で、乾燥をかけたときの、
フィルターから出てくる風の量が元に戻ったかんじで
「これは乾燥はできるようになったでしょ!」
っていう手応えが ありました。
そして、せっかくなので ついでに
ココにも細かいのが結構入っていて、
小さい部分のわりに案外出てきた!
上記のようにフィルター右手前の奥からごっそり取れて
乾燥機能の改善は期待できるなと確信したんだけど、
実はこれでもまだ、その奥にまだいるのが、見えていまして。
取りたい! いまそこにある塊!
でもうまく取れない! 排水管ブラシの限界! ってなって、
再度ネット検索してみたら
「ピックアップツール」なるものが有効らしいと知り
これまたダイソーで買ってきた。
で、使ってみたんだけどね。
これは… ウチの場合は全然ダメだった。
いまそこにあるホコリの塊、結構固まってるのね。
端っこを掴んで、芋づる式にズルズルズル…を想定してたんだけど、
奥に行くほどホコリの質が、ふんわりではなく。
掴んだ部分だけが、ブチっと連れ帰られてくるだけで、
無効でした。残念。
というわけで いまそこにあることを知りながら、とりあえず断念。
おとなしく終了とし、結果をみることにしました。
<2日目 朝:テスト運転>
テスト運転ってゆうか普通に、
朝に仕上がるように洗濯~乾燥でタイマーで仕込んでおきました。ちょうど雨だったんで。
結果は、
「乾燥は よみがえった。けど、停止してない」 という状態。
仕上がってるはずの時間なんだけど、
「見直し中 あと5分」とかのままで回り続けていました。
止めて衣類を確認すると、仕上がってる。
とりあえず、「乾燥したい」という目的は達成されたけど、
「時間前に仕上がって止まっててほしい」という目的は果たされていません。
まだ いま一歩ですね…
<2日目(午後):ついに、分解に>
1日目の終わりに書いたように、
「まだ、あそこにいるんだよなぁ、塊が」という思い残しがあり、
その思いがつのり、
「よし、やっぱ分解に手を出そう」
ということになりました。
分解については、ネット検索で、先人たちの記録を見て、
おおまかな構造を予習してから臨みました。
おもに参考にしたのは この2つ。
ウチと同じ機種ではありませんが、型番が似てるので、同様の構造かと。
私は背面のヒートポンプまで開くつもりはなかったので
(やってる人もいたけど、そっちは掃除が もっと もーっと大変そう)
上面さえ開けばいいや と思って、背面はいじっていません。
洗濯機の位置も、前に出したりせず、そのままで、必要な時だけ
ななめ前方に傾ける程度。
(前面は上の方を多少手前に浮かせる必要があったので、ドア周辺は外しました)
こんなことしてて信じてもらえないかもしれないけど、
私、非力なんで。(ほんとだよ)
で、まぁ、こうなった。
(コンセント&アース抜き忘れてる!!)
上から見ると、こう。
前日に掃除したフィルター付近はココだね。
問題はその、奥!
この中だ~!
開いたら…
見えた~!
ここからは、もう、素手!
ま、厳密には使い捨てビニール手袋してだけど、
自分の手の感触で、わっしわっしと掴み取っていきました。
なぜなら、ここの塊は、前日の出口近くのホコリたちと違って、
密度が高い!
ギュッ!としてるんです。
こりゃあ華奢なピックアップツールじゃ全然ムリだわ~。
そりゃ乾燥もできなくなるわけだわ~。 ってかんじ。
で、取れたのがこちら。
わかりますでしょうか?
歯磨き粉はサイズ比較のために置いてみたんだけど、
とにかくね、前日よりすごいのが取れた。
1日目でもけっこう、かなりすごい取れたと思ったけど、
質感の違う、密度の高いホコリの塊が。
さすがにこれで、とりあえず素人かあさんにできるところはやれたかな、
というかんじで終了としました。
あれ?
組み直したけどこんだけ余ったよ。
あはは。
実は私、分解の段階で、どのネジがどこから外したものか、
必ず復元できないと えらいことになるフタ部分 以外は区別してなくて、
組み直したときに どのネジ使うかテキトーだったのね。
加えて、また分解するかもしれないときのこと考えて、
「このネジは、しめなくても運転する上で支障ないよね?」
っていう部分はすべて、戻しませんでした。
そしたらこんだけ残っちゃった(^_^;)
ま、大丈夫でしょう。
今後、乾燥ブン回してて乾燥機が崩れてきそうだったら
そのとき慌てて締めていきたいと思います。
※ 結局、特に支障ないまま ネジを戻すことはなく、
むしろ、2年後に気が向いてまた掃除をした際には
おかげでかなりラクちんだったというメリットさえ感じることに♪
で、結果どうなったの?
その後、何度か、雨の日の前夜に
タイマー予約→就寝をして、結果をみたところ、
①乾燥機能はバッチリ復活。
②でも「見直し中 あと5分」で乾燥継続 っていうのが多め。
③でもでも、完了してメロディー流れて電源も切れて仕上がってたこともたまにある。
という、…すごく、中途半端な解決状態になりました。
が!
その後しばらく使っていったら、いつのまにか、
バッチリ仕上がって電源も切れてる、本来の状態になりました。朗報だね!
大丈夫、すぐに本来の状態にならなくても、そのうち気付いて直るよ!
個人的には分解して すごいホコリが取れたことには満足しています。
あれでまた当分大丈夫だろうな、という確信も持ってるし。
でもね、
とりあえず乾燥がよみがえればいい、っていう人は、
必ずしも分解までしなくても大丈夫。
それでも風は通って、乾燥はできたからね!
分解はちょっとハードル高いわ…っていう人は、私の1日目の方法をご参考に。
ただしその場合は、奥の本当にひどい部分までは取れないから、
近い将来また同じことが起きて、
その時はホコリの固まりかたがひどくなってるかもしれないです。
でも本当、私は何の知識もあるわけでなくネットで調べてやってみただけで、
これくらいの(背面さわらない)分解もできたから、
やる気があれば、このくらいまでは、誰にでもできます。
いや、マジで。ホントに。
分解始めて組み直し上がるまで、1時間くらい。
やり方を調べて、やるかどうか迷ってた時間のほうが圧倒的に長かったです。
必要なのは、技術でも知識でもなくて、
やっちゃう「勇気」だと思うよ。「覚悟」っつうの? かっこいい?
…って、
「こりゃムリだ、ってなったら その段階で業者 呼ぼっと。
最悪の場合、壊れたら買い換え! 」
っていう「覚悟」のことですけど~(^_^;)
というわけでね、
乾燥が終わらなくて困ったとき。
フィルターの奥のほう! 掃除すると直るよ!
同様の症状に困っているかた、
もし読んでいたら、やってみて。
難しくはないよ! まぁ面倒くさくは、あるけど。
でもこれで業者呼んでやってもらう1~2万が浮くなら、
やってみる価値はあるかと。
特に買い換えも視野にチラつく年式のものなら、
その2万、新しい洗濯機の購入費に回せるはず… ってね。
ただ、ま、申し訳ないけどそれで失敗しても私は責任取れません。
自己責任で たのみます。
ただ、ま、これといって、失敗する要素もないような気もするんだけどなぁ…
というわけで
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥修理。できました!
おまけ
その後、今度は洗濯層の汚れが気になって、コレをやってみた。
うち、粉末の酸素系洗浄剤で時々やってて、
「服にワカメ状のカビが付くぅ!」みたいなのは
いまのところ全っ然ないんですけど、
やっぱそりゃあ汚れてるだろうなぁ…とは思うわけで。
この値段の高いクリーナー、そんなにすごいのかなぁ…
と思って、やってみた。¥1600もする(2016年当時) クリーナー!
結果は…
わりと普通…(^_^;)
Amazonレビューでは、もっと「すごいきれいになった!」みたいな感じですが…
ウチはもともと、そこそこマメに上記の槽洗浄をやっていたから
そんなに汚れてなかったのかな?とポジティブ解釈してます。
Amazonレビューに多かった「とっても塩素くさい」というのは本当でした…
※※※ 2018年8月、ドラムが臭って再度使用!※※※
実は↑の2年後 、乾燥機能などは順調なのだが
とにかく「ドラム裏のあたりが くさい!!!」という問題が発生し、
一般の市販のクリーナーなど色々やったのですが解決せず…
の後に これを使ってみたら、解消しました!!!
やっぱ高いだけあるのね…
どうやらこれ、中~重程度の汚れに使うと、効果を実感できるみたい!
それでは、また。 サカミチでした。