土曜日の朝、ある場所を歩くと、
思い出すたび猛烈に後悔することがある。
数ヶ月前から、次女が土曜の朝に習い事を始めて、その送り迎えをしている。
その日も、次女を送り、ついでにスーパーに寄る… 途中のこと。
向かい側から、ちびっこい子供を2人連れた
お父さんらしき人が、歩いてきていた。
その人、胸にパンを4つほど、手でおさえて持っていた。レジ袋に入れず。個包装をそのままで。
結構つらそうに、落としかねない雰囲気で、何よりも疲弊した表情で…
そのスーパーはレジ袋が有料なのです。
その人はレジで、「袋は お持ちですか? ない場合は有料ですが。」と言われ、
とっさに「あ、じゃあいいです」と答えたのだろうな… と思いました。
ここまでが、その家族が目に入って、すれ違うまでの間に私がした想像。
そのまま すれ違い、次の瞬間に思ったことが、
「私、余分に袋持ってるけど?」でした。
めっちゃ買う気モードで「ババアカー」(※過去記事参照。一般には ショッピングカーと呼ぶ) を持ってた上に、バッグに常備のレジ袋を数枚しのばせてた。今日はそいつらは確実に使わない。
それに気付いたときには、その親子は後方ちょっとそれなりの距離に進んでいました。
一瞬、迷った。
向きを変えてまで追いかけて、「よかったらこれどうぞ!」をするか、このまま行くか。
向きを変えてまで追いかけた場合を想像したら、ちょっと怖かった(^_^;) そこまでするか!? って引いた。
結果、そのまま自分の方向に進むことにした。
…それから…
帰りに、同じ道を通るときに、思い出し、後悔の念が。
やっぱり そのときはちょっと引くレベル的おせっかいでも、
やっといたほうがよかったんじゃないか?って…
あの親子の家までの道のりはどれだけ近かったのだろう? あの状態はどれくらい続いたのだろう? その間 小さい子どもたちは さらにお父さんを困らせなかっただろうか?
いや、てか、そもそも、そんな状態なら子供たち、持つの手伝えよ。お父さん、ひとつずつ持たせるとか工夫しろよ。
…いや… やっぱり、
私の 使わないレジ袋 渡すべきだったなぁぁぁぁ?
一人で勝手に これだけの苦悩ですよ。
私にとっちゃ、あげて何ら支障ないレジ袋だったのですよ、
それ、あの人にとっては、すごい助かる物になってた可能性高くない?
それだけのことで あの人の疲弊感、
むしろハッピーな日だ感に変わってた可能性さえ、あるのでは?
あぁ、
後でこんなにモヤモヤするくらいなら。
「えぇっ⁉」って引かれても、
向きを変えてまで追いかけて、「よかったらこれどうぞ!」しとけばよかった!!
おばちゃんなるものが 往々にして「おせっかい」なのは そういうことなのか?
おせっかいにも訓練が、経験値が要るんだな。
勉強になった。
今後は、迷ったら、やっとこう。