おととい、平塚競輪に行ってきました。
実は私、昨年の夏が初めての、2度目なんですけどね。
これまたなぜ、競輪なんぞに行くことになったのか。
それは…
競輪選手と知り合いになったから。
友達のうちの1人が、ヨガで競輪選手と友達になったことがきっかけで、
みんなで応援に行く、というノリで
競輪場に行く流れとなったのであります。
…でなきゃ、こんな構成の客は、いないよ、競輪場…(^_^;)
競輪場の客層は、9割以上が60代以上の男性客。
という表現をどこかで読みましたが、それ本当。
はっきりいって女性客、ほとんどいません。
女同士の複数で来てる人なんて、さらにいない。皆無です。
…というレアな状態で…
競輪。
それは、競馬よりグッとマイナーな、
マニアックな賭博競技。
そんなイメージではないでしょうか?
…そのとおりです。
そして、なんといいますか、客層が…
ガラが悪い
…これは否めません。
競馬の比じゃない。
なんでだろうね。
私が思うに、とりあえず、ゴール横で観ると、
周辺のおじさんたちのヤジが なかなかすごくて コワい。
という話はあるのですが(怒声・罵詈雑言)、
それはもしかして、競馬も同じで、でも
私たちのようなビギナーは
競馬場ではそのようなコアファンのいるような前のほうのエリアまで
行かないから感じないだけではないか、という気もするのです、競馬場は広いから。
…でもなんか、実際はそれだけじゃない、
明らかな客層の差をビンビン感じるのですが(^_^;)
やっぱ、賭博玄人しか来ない場だから、なのかなとは思います。
まぁ そんな競輪場なのではありますが、
個人的には、競輪て、競馬より面白いと思っていて。
(2回しか行ったことないけど)
細かい話は色々あるだろうし、私も詳しくないし、わからないんだけど、
競輪て、9人の選手がそれぞれガチで頑張るスポーツ
ではないんですよ。
序盤は 所属地域別のチーム戦的動きから始まって、
駆け引き、駆け引きな数周のあと、
残り1周とかでやっとガチの戦いになるのだそうです。
その駆け引きの中には、同じ地域の選手の中では先輩後輩関係とか
そういうこともレースに関係しているわけです。
めちゃくちゃ、人間臭い。
競馬も競輪も、どちらも私はド素人以前のドドド素人ですが、
競馬が、馬の血統やそれまでの戦績など、
わりと揺るぎない要素が重視されるのに対し、
競輪は、人間同士の駆け引きを読む部分が大きく、
結構、荒れるというか、当てるのが難しく、
平均的に、競馬よりもだいぶ高い配当がついている印象です。
それでこそ、ギャンブルではないかと!
…な~んて、わかったようなこと語ってみたけど、
全然 当たりゃしないんだよね~(^_^;) どっちも!
そもそも当てるための勉強を一切してないから当然なんですけど、
もはや、当たる気すらしない。
なので、純粋に楽しむ気持ちで行くことが大切だと思います。
我々ビギナーは。
…っていうノリのお客さんが、競輪場には少ないのが、
あの客層のコワさの原因かしら…
明らかに、競馬のほうが、こういう浮ついたレジャー感覚のお客さんが多いもんね。
とはいえ、競輪だって、
賭けて軍資金を増やすだけを目的にしない楽しみ方は、
大いにあるのです♪
というわけで以下、
初めて競輪場に行く人がエンジョイするためのポイントを、
平塚競輪場バージョンで紹介しま~す。
<駅から無料バスが出ている>
平塚競輪場には、平塚駅から無料バスが出ています。
このバスは見た目、普通の路線バスで、
乗り場のところに係りのおじさんが立ってて、
ペラっとした切符を手渡しで くれます。
それを受け取って、乗車するときに運転手さん脇の箱にいれると、
無料で乗車できる、というシステムになっています。
初めてこのバスを見た場合「あら、suicaやPASMOで乗るのかしら?」
と本気で思いますが、その切符が、キーです。受け取りましょう。
ってゆうか受け取ったらすぐに箱にいれるのに、あの切符、意味あんのかな??
普通に ただ乗車するシステムでなんら問題ない気がするんだけどな。
利用客の数を把握したい、とか以外、切符が存在する意味がわかりません…
でも、受け取りましょう。。。
<入場ゲートには、100円玉を直接投入する>
入場するには、改札みたいな機械を通るのですが、
(冒頭の写真の、後方にある、オレンジで囲ったとこ)
それに必要なのは、100円玉そのもの。
100円玉をチャリンと入れると、ゲートが開き、入場できます。
(平塚じゃない競輪場は違うらしいとも聞いた)
ちなみに子供連れだと大人1人も無料になるらしい。
子供 連れて行きたくないムードの場所だけど…
(見回すと、一応、たま~~~~~~に、いる)
<とりあえず、バンク(周回するとこ)のある 外に行くべし>
屋内部分は次のレースを予想するおじさんがたくさんいます。
そしてはっきりいってムードが悪い。ちょっとこわい。
まずは そのガラ悪ゾーンを抜けて、バンクに出ちゃうことをおすすめします。
そこで、1レースほど、観てみる。
さらに、着いて数レースは、買わないで、予想だけして
結果がどうなるか様子を見てみる、というのがおススメです。
その際、まずは眺めてみたい、くらいなら、ゴール横は避けましょう。
ゴール横は非常に混みあっているので、うっかり紛れ込むこともなさそうですが、
ゴールに近いほど、隣のおじさんが罵声を叫ぶ確率が上がるので、
それがコワい人には、おススメできません。
ちなみに、「屋内のガラ悪ゾーンを抜けて」とサラッと言いましたが、
その際、女たちで歩いているとそれだけでジロジロ見られる、という話もあります。
<初心者ガイダンス>
バンクに出る前に、まずイの一番にここに行ってもいいかもしれません。
場内には、初心者に競輪のイチから説明してもらえる
初心者ガイダンスコーナーというところがありました。
元競輪選手の、OBのおじさんが、競輪について、
初めての人は どういう方法で賭けたらいいのかとか、親切に教えてくれました。
おじさんの話によると、初心者は
2車複(1着と2着に来そうなのを当てる。着順はどっちでもOK)
でトライするのがおススメ、とのことでした。
そこそこ当たりやすくて、そこそこいい配当がつく、のだそうです。
ここのおじさんは全然ガラ悪くなく(お客じゃなくて選手OBだからね)、
安心してお話しできるので、初心者は行くといいと思います。
競馬経験もない人は特に。(マークシートの書き方とか教えてくれる)
ついでになぜか、本来は550円する競輪新聞を1部、くれました。
たぶん、女7人とか珍しすぎてサービスしてくれたのだと思います。
実は私たちは事前にコンビニのコピー機でプリントアウトできるシステムで
同じ競輪新聞を手に入れていたのですが、おじさんの好意を無にしないよう、
その新聞は各自さりげなく 手元から若干隠した、という話もありますが。
<場内グルメ>
せっかくなので、ちょっと食べてみたりします。
テーマパークと違って、すべて、安め。
メニュー的には基本的に大衆居酒屋そのもの。
今回 私たちは その中でもちょっと観光的
というか平塚名物らしい「弦斎カレーパン」を食べたのですが、
その夜、帰宅後に「スマステ」でそのカレーパンが
めちゃ売れご当地パン!! のトップバッターとして放送されていました。
(もちろん番組に出てくるのは競輪場じゃなくて本店とか)
そんな人気のパンとは知らず、おじさんたちに混じって、
全く並ぶことなく買いました。
カレーパンの中に福神漬が入ってる。紅ショウガみたいなルックスだったが。
帰ったらスマステでやっててびっくりした。そうだったのか。
<予想する、車券を買う>
上記のガイダンスコーナーのおじさんには
女性の場合は、窓口(おばさんがいる)で
マークシートを提出して買うほうがおススメと言われました。
機械だと、記入ミスがあったりして すんなり購入がうまくいかなかった場合に
後ろに並んでるコワいおじさんになんか言われたりするとイヤでしょ、
とのことでした。 確かにそういうことはありそう。
ただ、私たちは ちょうど、その後いた場所の券売機が、
人もまばらで 全然ガラ空きゾーンだったので(バックスタンド前)、
普通に機械で買いました。
<ここが一番だいじ。発走!観戦する、声援を送る>
黙って成り行きを見守るのもよいですが、
フェンス越しにかける声は、案外バッチリ 選手に聞こえるそうです。
女性の声で声援を送るのは、やる気出るから有効、とのことです。(選手談)
これはわりと空いてるポイント(第2センタースタンド前)からの観戦風景。
女性が並んでる風景自体が珍しいので撮ってみた。
<的中、払い戻しする>
できるといいですね!
いや、今回は7人もいて1人も当たりませんでしたが、
昨年行ったときは、女4人で行って、2人が、それなりとバッチリで当たりました。
そして払い戻しで喜んでいたら、同じく払い戻しのおじさんに祝福され、
なぜか一緒に写真に写っている、という話もあります。
実際、女が珍しいので、好意的にからんでくるおじさんは、チラホラいます。
多いのは、当たり車券を見せて自慢してくるおじさん。
そういう機嫌のいいおじさんとは、軽く会話しても大丈夫。
・・・・・と、初めて競輪場に行く際のおススメの流れ(?)をつづってみましたが、
「じゃ、私も行ってみよっと♪」
ってなる人は・・・・たぶん ほぼ いないですよね・・・・(^_^;)
でもま。
こーゆうのもあり♪ っていうお話でした。
女性じゃなくても、初めて行く男性でも、こんなかんじで参考になると思います。
やっぱりガラは悪いのですけれど、(何度も言うな、失礼か)
そこんとこだけ覚悟して行けば、結構楽しかったりします。
基本、やることは競馬と同じです。
興味を持ったひとは、ご参考に。
こちらもご参考に。 (平塚競輪の回し者みたい…ちがうよ!)
ちなみに夜になるとライトアップもされて、
今回、行った中の1人が「なんかさびしい、遊園地から出るときの気分」
と発言していました。 うん、そんなかんじ あるね。
それでは、また。 ごきげんよう、サカミチでした。